「浪江町請戸漁港出初め式2018」
請戸漁港で震災以降7年ぶりに出初め式が行われた。
式には漁業者をはじめ、その家族や多くの関係者が参加し、盛大に執り行われた。
神事は、以前は地元の苕野(くさの)神社が執り行っていたが、宮司らが震災の犠牲となったため、この日は隣の地区の神社の禰宜によって執り行われた。
その後、花火の合図とともに、18隻の漁船が隊列を組み、大漁旗をなびかせながら沖へと向かった。
沖では漁船にお神酒をかけながら、海上の安全と豊漁を祈願した。
請戸漁港は、岸壁が復旧し漁船は係留できるものの、市場や荷捌き場などの施設は何一つなく、試験操業が行われているだけだ。
浪江の水産業の再生は、まだ始まったばかりである。
Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.