参加者の声_浪江町視察

参加者の声_浪江町視察

参加者の声 Sさん

振り幅の大きな視察でした。浪江は、親友が大好きな故郷であり、震災前によく自慢話も聴かされていた地域で、いろんな想いを抱いて参加させていただきました。 1.小林さんの言葉がたくさん心に残っています。「浪江町の再生じゃなくて、避難生活に苦しんでいる2万1000人の生活の再建が復興だ」「住民票が無くても浪江町民」行政の立場から、そこまで一人一人の住民に想いを寄せる方がいることが、浪江町の希望だと感じました。また、吉澤さんのお話を聴いた後の、同じ町民だと改めて感じた、共感することがたくさんあったという言葉を聴いて、直接話をすることの大切さと、このような機会を作った主催者の方の凄さを再確認しました。そして、自分の考えと主張をはっきり言えるくらいに、自分で考えることが大事という小林さんの言葉も、ほんとにそうだなと感じました。 2.請戸周辺は、写真などでしか見た事がなかったところに行って直接見る事ができてよかったです。漁港に当たり前に船が停泊している様子は、そのまま見ると普通の光景ですが、震災直後の津波の状況や亡くなった方々が遺族の想いや、6年間その場所の変遷を見守ってきた浪江の方々にとって、いかに感慨深い光景かということが感じられて、ものすごく強い印象を受けました。 町の中を通過しているときには、浪江町が双葉郡の中で人口も多く発展もしていたんだなっていうことを、いろんな場所で感じました。 3.川村さんの「誇りの回復」という言葉が、とても心に残っています。障がいのある方の話だけではなく、被災にあった方、被害にあった方も同じく、誇りが大切と強く感じます。誇りの回復のサポートをしている川村さんの手腕があまりにもすごくて、またお話を聴かせていただきたいと思いました。 4.吉澤さんの主張内容に過激さがないわけではないですが(特に最後の方の災害がまた来る、的なところなど)、それでも牛飼いの誇りのために戦って、日々生きている姿には、自分もがんばろうという気持ちをもらいました。原発事故によって、現実に起きたことを伝えていくことは本当に大切だと思います。そういったいろんな事実を前提に、自分のアタマで考え、どう自分が(いろんなことを)選んでいくかが大切という意味では、この日のように、真逆とも感じてしまうようないろんなお話を聴ける視察は、とても貴重だと思います。 5,半谷くんが、「地元(避難先の川俣)の学校に行っても良かったんだけど未来学園にきた」と、行きのバスで言っていたときに、震災時子小学生だった子どもたちにとってその後の6年間がどれだけ長い期間かを痛いほど感じました。でも、半谷くんが、帰りには浪江を故郷として強く意識している発言をしていて、どなたかの発言にもあったように、故郷の記憶を蘇らせる(それは人と話す事でもあるけれど、その場に行く事がより五感も使うことですごい力があるのだと思う)という作業を繰り返して新しいふるさと感覚?として積み上げていくことも、ふるさとへの想いを強くする作業なんだなと感じました。「サンプラザ」というキーワードだけで盛り上がっている皆さんをみて、聖地というか、そういった誇れる場所、楽しい記憶のある場所が、人々のふるさとへの愛の根っこにある大きなもので、そういった誇れるもの、場所を復活させて行くことが、住民のみなさんの希望となってもう一度生き直してみようとか、生活再建とかに踏み出せる力になるのかもしれないなと、時々感じていたことがまた再確認できた感じでした。 6.私は、津島地区の方の賠償や、その他いろんな地域の方の賠償のお手伝いをさせていただいていますが、やはり、現地に行って見て感じることが、その方々の想いを、ほんの少しでもわかる入り口になるなと、改めて感じました。 7.一日で、たくさんのことを感じさせていただきました。まだまだまとまりきらないですが、視察後の振り返りでいろんな方と話せた事とか、普段あまり話をしないバスのおとなりさんと話せた事とか、参加者の方と雑談も含めていろいろお話できたことも、感じた事を整理する貴重な機会でした。ほんとうに貴重な機会を、ほんとうにありがとうございました。企画されたスタッフの皆様、ほんとうにおつかれさまでした!!!

参加者の声 Yさん

川村さんのところしか参加できませんでしたが、相変わらず違った目線で物事を話す人で、おもしろかったです。何事も前向きに捉えてるのが、川村さんの素晴らしさだと思います。

参加者の声 Kさん

数年前と比べれば、回復しているように感じました。まだまだという見方もありますが、着実に前に進んでいると思います。

参加者の声 Hさん

改めて確認できたことが多く、みのり多かった。町民の暮らしと町としての再生の2局面の考え方はとてもいい。吉沢さんと川村さんの対照的な考え方も、色んな考え方があって、いいかなと。

参加者の声 Rさん

海辺から山間部まで、多様性ある(ありすぎる)町だと感じました。まちの復興計画についても知れて良かったです。

参加者の声 Kさん

避難指示解除に向けて、着々と準備が進められている。また、困難な状況にあっても頑張っている人がいる。

参加者の声 Nさん

吉沢さん、川村さん、出てくる言葉は真逆だったけど、想いや現状認識は同じなんだな、やっぱりおんなじ町民なんだな、と感じた。また、役場職員としての身分を明かしたうえで吉沢さんと話ができたのはよかった。まずは個人として関係性を作っていきたい。