八町村現状報告:富岡町(4)

八町村現状報告:富岡町(4)

それから、生活インフラですね。こちらも、タマゴが先かニワトリが先か… の話になりますが、「住民が帰ってこれる環境の整備」は行政がやるべき仕事だと考えております。

それから、災害公営住宅。こちらは先行して、50戸を復興拠点に作るという計画で進めております。

それから、イノベーションコーストという事業がございます。新しい雇用の場と交流の場の創出に向けて、廃炉国際共同センターを誘致しまして、新しく加わる仲間を呼び込むというようなものでございます。

それから再エネです。原子力に代わる新しいエネルギーとして、太陽光発電を、約120haの農地を潰しまして、超メガソーラーを作る計画で今やっております。売電益、こちらのほうは地域振興策に充てていきたいと考えております。

それから、心の復興の第一線で活躍する 「歴史文化保全プロジェクトチーム」というものがうちの町にございます。これは、歴史文化のソムリエと呼ばれる「学芸員」が富岡町に2名いらっしゃいます。この2名を中心に、解体されるおうちにお邪魔しまして、色んな巻物とか、大事な物をレスキューして保全活動を行っています。先週はいわき明星大学で企画展を開催させていただきまして、全国で初めてとなる「震災遺産保全宣言」というものを発表しまして、保全の枠組みを構築したところでございます。この取り組みは、今後は町民主体にスライドしていって、ふるさとへの誇り・風化防止・防災教育 に発展していくこととなります。

こちら、町外での避難生活支援するための拠点です。いわきと埼玉の2箇所に開設しています。

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